日程
2017.07.29
南海トラフ地震を想定した被災地外医療拠点として本格的訓練を実施しました。
7月29日(土)、内閣府主催の大規模地震時医療活動訓練が近畿地方を中心に実施されました。この訓練は、南海トラフ地震(想定M9.1、最大震度7)により三重県、大阪府、和歌山県を被災地として想定し、滋賀県では被災地よりヘリを使って傷病者を受け入れる被災地外の医療拠点の役割を検証することを目的とした、初めての大規模訓練となりました。
本学のグラウンドと体育館は、滋賀県から大津・湖南・甲賀地区の航空搬送拠点臨時医療施設(SCU)として指定を受けており、訓練では、県内から参集したDMAT隊員が滋賀県災害医療本部と連携し、被災地から傷病者を搬送してきたヘリをグラウンドに着陸させ、体育館で応急処置を行い、状態安定後の傷病者を本院救急部及び近隣病院へ搬送しました。
訓練終了後は参加した災害拠点病院のDMAT隊員を中心に訓練を振り返り、搬送用の緊急車両の不足などの問題を今後の活動に生かすため、改善点について活発な意見交換が行われました。
今回の訓練は被災地から離れた域外医療拠点におけるSCU展開ミッションの重要性を認識する機会となりました。