日程
2025.04.10
「新生児低酸素性虚血性脳症に対する新規ペプチド治療の開発 -分娩時の脳障害を減らす、新たな一歩- 」に関する記者説明会を開催しました
2025年4月10日(木)、本学産科学婦人科学講座・全 梨花非常勤講師、同講座・辻 俊一郎准教授、内科学講座(脳神経内科)・寺島 智也准教授から報道機関等に対し、「新生児低酸素性虚血性脳症に対する新規ペプチド治療の開発 -分娩時の脳障害を減らす、新たな一歩- 」に関する記者説明会を本学マルチメディアセンターにて開催しました。
説明会へは、多数の報道機関の皆さまにご参加いただきました。
本件の詳細(プレスリリース):https://www.shiga-med.ac.jp/sites/default/files/2025-03/20250327_pr_ver03.pdf
POINT
- 新生児低酸素性虚血性脳症(HIE)は、児に重篤な神経学的な後遺症(脳性まひ)を残す疾患であるが、既存の治療に限界があり、新規治療法の開発が期待されている。
- 炎症性ミクログリア標的化アポトーシス誘導ペプチド(MG1-KLA)を独自に開発した。本ペプチドを投与した新生児 HIE マウスでは、脳内炎症が抑えられ脳障害が抑制される治療効果を認めた。
- 新生児 HIE に対する脳内炎症性ミクログリアの選択的治療法は世界初の試みである。
- 本ペプチドは新生児 HIE に対する新規治療資源として期待できる。
