本学の代表団がマレーシア国民大学を訪問しました。
8月15日(月)から17日(水)まで、遠山理事(研究・企画・国際担当)、縣教授・副理事(国際戦略担当)、加藤教授・副理事(国際交流担当)、助川国際企画室主幹(国際交流センター副センター長)の4名が、マレーシアの首都クアラルンプールを訪れ、マレーシア国民大学において表敬訪問ならびに学術交流等に関する協議を行いました。
マレーシア国民大学(UKM)は、マレーシア有数の国立総合大学であり、国際的な大学ランキングでも常にマレーシア国内で最上位層に位置し、内外から高い評価を得ています。マレーシア国民大学と滋賀医科大学は、2011年に国際交流協定を締結し、神経難病研究センター、法医学講座などを中心に共同研究や人材交流を行い、教育面でも多くの同校出身者が本学大学院で学位を取得し、学部レベルでは看護学科の交換留学や医学科の短期研修などを継続的に実施し、密接な協力関係を築いてきました。
今回の訪問では、遠山理事率いる訪問団が、8月15日(月)にマレーシア国民大学チュラスキャンパスを訪れ、ラズマン・ジャルミン附属病院長および医学部執行部と会談し、附属病院や組織工学・再生医療センター(CTERM)などを見学した後、ガフォール・ハリム教授(医学部長)らと協議を行いました。ハリム教授(医学部長)との会談では、両校における国際共同学位プログラムの設置について建設的な意見交換が行われました。同日午後には、遠山理事、縣教授が、UKM医学部でセミナーを開催しました。UKM医学部の教員や学生が多数参加し、活発な質疑応答が行われました。
8月16日(火)、訪問団はチュラスキャンパスを再訪し、基礎医学各講座長らと今後の共同研究の可能性について意見交換した後、基礎医学棟の各ラボとメディカルミュージアムを見学しました。同日午後には、UKMバンギキャンパスに移動し、モハマド・カシム副総長代理(学術・国際担当:副学長相当)を表敬し、国際共同学位プログラムの新設について協議しました。その後、同キャンパス内のシステム生物学研究所に移動し、シャルル・ナタカイン所長代理らと懇談し、研究所内を見学した後、同研究所の一部屋を借りて、在マレーシア卒業留学生の同窓会を開催しました。同窓会には、マレーシア国民大学などで研究者として活躍する5名の元留学生が集まり、旧交を温めることができました。
今回の訪問では、マレーシア国民大学医学部の手厚い歓待を受け、種々の交流をつうじて友好を深めるとともに、国際共同学位プログラムの設置について有意義な意見交換を行うことができました。今後のさらなる人材交流と多角的な連携の強化が大いに期待されます。