日程
2018.08.26

平成30年度原子力総合防災訓練に本学職員が医療救護班として参加しました。

平成30年8月25日(土)から26日(日)にかけて、原子力災害時の対応体制を検証することを目的として、原子力総合防災訓練が行われました。原子力緊急事態を想定して、国、地方自治体、原子力事業者、原子力災害拠点病院等が参加し、東京都、福井県、京都府、滋賀県及び兵庫県を実施場所とする大規模な訓練となりました。

本学からは、医師2名、看護師2名、診療放射線技師2名、業務調整員1名が医療派遣チームとして参加し、滋賀県高島市立朽木中学校において医療救護と除染処置に当たりました。避難中継所となった朽木中学校では、避難訓練に参加した住民が、陸上自衛隊等のヘリコプターで校庭に降り立ち、体育館に移動後、衣服に付着した放射性物質を調べるスクリーニング検査や除染処置、医療救護を体験しました。本学の医療チームは、体育館でのスクリーニング検査の実施前後の医療救護、除染作業を交代で担当しました。スクリーニング検査前の傷病者への医療救護においては、医療処置だけでなく、診療放射線技師が汚染状況を確認する等の放射線管理を担当しました。訓練終了後は参加者による訓練の振り返りを行い、今後の活動に活かすための改善点について活発な意見交換が行われました。

今回の訓練を通して、原子力災害時における医療派遣チームの現地での活動について、手順等を再確認する良い機会となりました。

写真:自衛隊のヘリを使用した避難訓練
自衛隊のヘリを使用した避難訓練
写真:可搬型ゲートモニタを利用したスクリーニング検査
可搬型ゲートモニタを利用したスクリーニング検査
写真:スクリーニング検査後の医療救護
スクリーニング検査後の医療救護
写真:診療放射線技師による汚染検査
診療放射線技師による汚染検査
写真:訓練後の振り返り
訓練後の振り返り
写真:訓練参加者
訓練参加者