- ※ 重要な内容ですので、長文ですが最後まで熟読願います。
- ※ 本報の内容については、積極的に同僚等の周囲の関係者と共有・確認願います。
令和 2 年 5月25日
学生・教職員 各位
学長 上 本 伸 二
新型コロナウイルス感染拡大に係る注意喚起(第13報)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大状況に鑑み、学生及び教職員は、本学が附属病院を有する医科大学であることを念頭に、各自が医療人(※将来を含む)としての高い責任感を強く持ち、特に次のような行動による感染リスクを常に意識し、施設に感染を持ち込まないよう注意しなければなりません。
1)【自粛】3密(密閉・密集・密接)の条件が重なる場所や不特定多数の人と接触する可能性が高い場所への不要不急の外出
2)【自粛】都道府県をまたいだ不要不急の帰省・旅行等の移動
3)【禁止】飲食を伴う行事や会食の開催・参加
この度、令和2年5月21日までに、政府の「緊急事態宣言」が近畿地方2府4県及び滋賀県の隣接県(福井県・岐阜県・三重県)において全て解除されるとともに、滋賀県知事から県内事業者への休業要請の緩和により、「大学」への休業要請が解除されたことを受け、本学においても諸業務・諸活動に係る制限等について、一定の緩和を図ります。
しかしながら、状況は刻々と変化していることから、感染再拡大の可能性等を念頭に、引き続き本学学生・教職員が一丸となって、「滋賀県における新型コロナウイルス感染拡大防止対策」も参考に感染拡大の防止を図るため、必ず以下の留意事項を確認してください。
(「滋賀県における新型コロナウイルス感染拡大防止対策」)https://www.pref.shiga.lg.jp/file/attachment/5177186.pdf
なお、政府の「基本的対処方針」においては医療提供体制の確保が肝要とされていることから、本学における附属病院の医療機能の維持は重要な社会的使命であり、以下の留意事項についても、項目によってはその観点からの判断を要する場合があることに注意してください。附属病院における対応や留意事項については、感染制御部のホームページや同部からのメール等も、併せて確認してください。
(感染制御部(学内専用))http://ulysses.shiga-med.ac.jp/hqsafety/
【トピックス(学生・教職員)】
5月1日発出の注意喚起(第12報)における留意事項について、一定の緩和を図る内容に見直しました。
しかしながら、引き続き慎重な対応を要する状況であることに変わりはありませんので、学生・教職員を問わず、全ての留意事項を確認してください。
なお、【重要事項(学生・教職員)】1.通学・出勤禁止の考え方については、「滋賀医大職員体温チェックアプリ」を使用した起床時の体温測定結果の報告システムの導入(教職員・大学院学生)など、学生・教職員及び同居家族等の体調管理に関して留意事項を整理・更新していますので、必ずその内容を確認してください。
【重要事項(学生・教職員)】
1.通学・出勤禁止の考え方について
※教職員が出勤禁止となった場合は、その期間中について有給の休暇(特別休暇)を取得することができます。(人事課職員係:077-548-2014)
※各講座等の研究室・ラボ等(大学のみ、附属病院は除く)において、アルバイト就労する学部学生は、「教職員」とみなしますので、その「出勤」に係る考え方は引き続き本項に従ってください。
1.教職員・大学院学生
1)起床時に体温を計測し、「滋賀医大職員体温チェックアプリ」を使用し報告。
(「滋賀医大職員体温チェックアプリ」)https://fevercheck.shiga-med.ac.jp/login.php
2)37.5℃以上の発熱があった場合は原則として出勤・通学せず、教職員は所属長に、大学院学生(研究生等の非正規生を含む。以下同じ。)は指導教員に、それぞれ必ず報告。
3)報告を受けた所属長・指導教員は、発熱者の情報や指示した措置内容等について、すみやかに専用メールアドレス:corona@belle.shiga-med.ac.jp宛てに報告。
4)解熱後48時間は出勤・通学せず、1日2回の検温等により体調管理を徹底。
5)出勤・通学可能となるのは、解熱後48時間経過した後。
2.学部学生
1)起床時に体温を計測し、37.5℃以上の発熱があった場合は原則として通学せず、必ず保健管理センターの専用メールアドレス:stnetsu@belle.shiga-med.ac.jp宛てに報告。
2)報告を受けた保健管理センターは、発熱者の情報や指示した措置内容等について、すみやかに専用メールアドレス:corona@belle.shiga-med.ac.jp宛てに報告。
3)解熱後48時間は通学せず、1日2回の検温等により体調管理を徹底。
4)通学可能となるのは、解熱後48時間経過した後。
3.学生・教職員共通
1)同居家族等に発熱があり、医療機関にて新型コロナウイルスが疑われた際には、教職員は所属長に、大学院学生は指導教員に、学部学生は保健管理センターの専用メールアドレス:stnetsu@belle.shiga-med.ac.jp宛てに、それぞれ直ちに報告。
2)報告を受けた所属長・指導教員・保健管理センターは、当該学生・教職員に対して通学・出勤禁止を指示するとともに、本人と同居家族等の症状や接触状況等について、すみやかに専用メールアドレス:corona@belle.shiga-med.ac.jpに報告。
その他の留意事項については、以下に各事項の内容・詳細等を掲載しますので、必ず全ての事項を確認してください。
なお、本報の各留意事項については、「滋賀県における新型コロナウイルス感染拡大防止対策」により示された、滋賀県における感染拡大状況の判断指標等を勘案のうえ、6月上旬以降の対応予定も含めたものとしています。
状況は刻々と変化していることから、各留意事項の内容・詳細等についても、再度の厳格化も含めた今後の変更に十分注意してください。
【学生・教職員共通関係】
1.休暇中の私事旅行を含む海外渡航・国内出張等について
1)学生・教職員(同居の家族等を含む)を問わず、休暇中の私事旅行を含む海外渡航は、外務省の感染症危険情報レベルにかかわらず、原則として中止又は延期。
2)特に、外務省の感染症危険情報レベル2以上の国・地域への渡航は、禁止。
3)都道府県を越えた不要不急の国内出張等は、自粛。
4)やむを得ない海外渡航・国内出張等に際しては、感染拡大防止に係る対策・配慮を徹底。
※海外渡航に際しては、本人・同居の家族等を問わず、帰国後2週間は自宅待機(通学・出勤禁止)とし、1日2回の検温等による体調管理を行い、体調に変化があった場合は帰国者・接触者相談センターに連絡する等の適切な対応をとってください。
2.研究活動について
1)既存又は新規を問わず、研究活動に際しては、感染拡大防止に係る対策・配慮を徹底。
2)教職員にあっては、在宅勤務制度を活用し、データ整理、論文執筆等の研究活動を自宅で実施することを推奨。
3)大学院学生の指導(先行研究レビュー、データ解析、論文作成等)は、遠隔形式による実施を適宜検討。
4)学部学生の各講座等の研究室・ラボ等での研究活動は、原則として研究医養成コースのうち登録研究医コースのみに限定。ただし、各講座等の研究室・ラボ等(大学のみ、附属病院は除く)において、事務補佐員や技術補佐員(研究支援員を含む)としてアルバイト就労する場合は、「学生」ではなく「教職員」とみなし、研究活動への従事を認める。
※各講座等の研究室・ラボ等(大学のみ、附属病院は除く)において、学部学生をアルバイト雇用している/する場合は、感染拡大防止に係る対策・配慮を徹底したうえ、各講座等の長が雇用の可否を判断してください。
3.研究に際する患者さんとの接触について
1)研究のみを目的に患者さんに接する研究については、9月30日までの間、禁止。
2)患者さんに接する場合であっても、医療行為(治験や先進医療等の評価療養を含む)に伴う研究は禁止しない。
※研究期間に限りがある大学院生の場合、必要に応じて研究テーマの変更等について指導教員と相談してください。
4.研修会、講演会等の実施について
1)参加対象が主に学外者等の不特定多数の場合は、参加者数にかかわらず、遠隔形式による開催を推奨。ただし、参加者数が50名以下の場合は、感染拡大防止に係る対策・配慮を徹底したうえ、対面形式による開催を認める。
2)参加対象が主に学内者の場合は、参加者数にかかわらず、遠隔形式による開催を適宜検討。なお、対面形式により開催する場合は、感染拡大防止に係る対策・配慮を徹底したうえ、可能な限り参加者数を50名以下に抑制。
5.本学体育施設の使用について(※6月上旬以降)
1)学長が特に許可した場合を除き、9月30日までの間、本学の屋内体育施設の使用は、禁止。
2)本学の屋外体育施設の使用は、一定の使用条件等を設定したうえ、6月上旬以降、対人非接触の状況でのみ解禁。詳細は、学生課から通知。
※本学の屋外体育施設の使用の解禁期日までは、引き続き5月1日発出の注意喚起(第12報)の内容に従ってください。
(新型コロナウイルス感染拡大に係る注意喚起(第12報))https://www.shiga-med.ac.jp/news/others/2363
【学生関係】
<学生相談連絡先>
(講義・実習関係)
学生課学部教育支援係 077-548-2068 hqgaku@belle.shiga-med.ac.jp
学生課大学院教育支援係 077-548-2095 hqgs@belle.shiga-med.ac.jp
(修学支援・学生生活全般関係)
学生課学生支援係 077-548-2072 hqshogak@belle.shiga-med.ac.jp
(英語対応)
国際交流センター 077-548-3538 hqkouryu@belle.shiga-med.ac.jp
1.学部学生の大学・附属病院への立入り制限について(※6月上旬以降)
1)学部学生の附属病院への立入りは、患者として外来を受診又は病棟に入院する場合を除き、9月30日までの間、原則として禁止。
2)学部学生の大学への立入り制限は、感染拡大防止に係る対策・配慮を徹底する観点から、校舎への立入り、附属図書館等の利用、屋外施設の使用等について一定の条件等を設定したうえ、6月上旬以降、順次解除。詳細は、学生課から通知。
※大学への入構制限の解除期日までは、引き続き5月1日発出の注意喚起(第12報)の内容に従ってください。
(新型コロナウイルス感染拡大に係る注意喚起(第12報))https://www.shiga-med.ac.jp/news/others/2363
2.オリエンテーション・健康診断について
1)オリエンテーション及び健康診断は、感染拡大防止に係る対策・配慮を徹底したうえ、実施。詳細は、学生課から通知。
3.授業(講義等)について
1)授業(講義等)は、9月30日までの間、原則として遠隔形式により実施。
4.演習・実習等について
1)演習・実習等は、9月30日までの間、遠隔形式やシミュレーター使用等による少人数での対面形式(附属病院を除く)による代替措置を実施。
5.臨床/臨地実習について
1)学内での臨床/臨地実習は、9月30日までの間、遠隔形式やシミュレーター使用等による少人数での対面形式(附属病院を除く)による代替措置を実施。
2)学外での臨床/臨地実習は、9月30日までの間、中止。
6.課外活動等について(※6月上旬以降)
1)屋内施設における課外活動等は、9月30日までの間、学内外を問わず禁止。
2)屋外施設における対人非接触の状況での課外活動等は、6月上旬以降、学内外を問わず解禁。なお、本学の屋外施設の使用制限については、感染拡大防止に係る対策・配慮を徹底する観点から、一定の使用条件等を設定したうえ、6月上旬以降、解除。詳細は、学生課から通知。
※屋外施設における課外活動等の解禁期日までは、引き続き5月1日発出の注意喚起(第12報)の内容に従ってください。
(新型コロナウイルス感染拡大に係る注意喚起(第12報))https://www.shiga-med.ac.jp/news/others/2363
7.学部学生の就職活動について
1)最終学年(医学科第6学年及び看護学科第4学年)の学生の就職活動(採用説明会への参加、病院等の見学、採用試験・面接の受験、採用内定後の手続き等)は、感染拡大防止に係る対策・配慮の徹底を条件に、特に制限しない。
2)最終学年(医学科第6学年及び看護学科第4学年)以外の学生の病院等の見学は、9月30日までの間、自粛。
【教職員関係】
1.在宅勤務について
1)各部署において在宅勤務制度を積極的に活用。(人事課職員係:077-548-2014)
※医療機関としての機能維持の必要性から、附属病院における対人対面業務や患者診療業務など、在宅勤務の適用が困難な業務に従業する教職員については、積極的な制度活用を求めるものではありません。
2)在宅勤務制度の活用にあたっては、あらかじめ所属長と教職員が相談のうえ、所属長が対象者や適用日数を検討し決定。
3)対象者の選定に際しては、その居住地(緊急事態宣言における特定警戒都道府県等の感染増加地域)、特別事由の有無(妊産婦、基礎疾患)、担当業務の重要度・必要性等を総合的に勘案し、判断。
4)自宅において担当業務を行うにあたっては、個人情報等の学外への持ち出しは禁止されていることに十分留意。
2.時差通勤について
1)業務上の支障がある場合を除き、交通機関(JR/バス等)を利用して通勤する教職員は、時差通勤制度を積極的に活用。
2)時差通勤制度の活用にあたっては、あらかじめ所属長と教職員が相談のうえ、所定の「早出遅出勤務請求書」により出勤時間を柔軟に設定。(人事課職員係:077-548-2014)
3.危険手当について
1)新型コロナウイルス感染症患者(疑いを含む)の診療・検査等に際して、その身体(検体を含む)に直接接触する業務又は長時間にわたり接する業務に従事した医師・看護師・医療技術職員等に対して、人事院規則による防疫等作業手当の特例措置に準拠し、1勤務日あたり4,000円の危険手当を支給。(人事課給与係:077-548-2018)
4.兼業について
1)学外の公的機関・医療機関・教育機関等における兼業は、9月30日までの間、次の兼業を除き中止又は延期を推奨。(人事課職員係:077-548-2014)
・公的機関等の委員会委員
・医療機関での診療
・教育機関での授業
・その他機関での講演(※Web配信等の非対面形式を推奨。)
2)兼業を行う場合は、感染拡大防止(先方への感染拡大防止、終了帰学後の本学への感染拡大防止の両面)に係る対策・配慮を徹底。
5.海外からの研究者等の受入れについて
1)各講座等において、海外からの研究者等の受入れ予定がある場合は、原則として中止又は延期を先方と相談・協議。
6.報道取材の対応について
1)報道機関等からの取材については、報道媒体に関わらず、Webツール、電話等の非対面形式によることを検討。(総務企画課広報係:077-548-2012)
【その他】
1.病院受託実習生・病院見学等の受入れについて
1)附属病院における受託実習生、病院見学等の受入れは、9月30日までの間、中止。
2)ただし、次の事項については、患者さんに接しない場合に限り、感染拡大防止に係る対策・配慮の徹底を条件に、例外的に許可。(※手術室、ICU等への立入りは、不許可。)
・学外研修医の診療科見学等
・専門資格の継続や更新に要する等のやむを得ない事由による実習や見学
※附属病院構内ではなく大学構内等において、患者さんに接触せず、シミュレーター使用等による少人数での対面形式による代替措置を実施可能な実習等。
【関連情報ホームページ】
(※適宜確認願います。)
・内閣官房(新型コロナウイルス感染症対策)
https://corona.go.jp
・外務省海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp (PC版、スマートフォン版)
http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)
・文部科学省(新型コロナウイルスに関連した感染症対策に関する対応について)
https://www.mext.go.jp/a_menu/coronavirus/index.html
・厚生労働省(新型コロナウイルス感染症について)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
・厚生労働省(新型コロナウイルスの感染症についての相談・受診の目安)
https://www.mhlw.go.jp/content/000628620.pdf
・厚生労働省(新しい生活様式の実践例)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_newlifestyle.html
・新型コロナウイルスに関する帰国者・接触者相談センター
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19-kikokusyasessyokusya.html
・滋賀県ホームページ
https://www.pref.shiga.lg.jp/
・国立大学協会(新型コロナウイルスに関する対応について)
https://www.janu.jp/news/files/20200420-wnew-irai.pdf
・全国医学部長病院長会議(大学医学部および附属病院の教職員の皆様へ)
https://www.ajmc.jp/pdf/20200409_01.pdf
・全国医学部長病院長会議(大学医学部で学ぶ医学生及び医師臨床研修を行っている諸君へ)
https://www.ajmc.jp/pdf/20200409_02.pdf