はじめに
留学生の皆さん、ようこそ滋賀医科大学にいらっしゃいました!皆さんは、世界各国から本学へ勉学と研究をするために来日されました。在学する間に、所期の目的を達成するよう頑張ってほしいと思います。
しかし、日本で生活を始めてみると、言葉、社会制度、習慣、風土などのちがいによりいささか戸惑いを感じている方々もいるでしょう。この小冊子は、そんな方々のための道案内として作られました。
本学で充実した学園生活(研究活動)を送るために必要な情報が盛り込まれています。
また、日本で生活するうえで、基本的に大切な事柄、知っておいた方が便利な事柄についてもできるだけ詳しく説明するようにしました。この小冊子をよく読んで、本学における学園生活を楽しく充実したものにしてください。なお、よくわからないところがありましたら、学務課の方へお尋ねください。皆さんのご健勝とご発展を祈ります。
2016年改訂
1.外国人留学生の区分及び入学資格
(1)外国人留学生の区分
本学における外国人留学生の区分は、次のとおりです。
◆大学院学生(医学専攻博士課程・看護学専攻博士前期課程・看護学専攻博士後期課程)
・国費留学生
・私費留学生
◆研究生
・国費留学生
ア)大学推薦による研究留学生
イ)大使館(在外日本公館)推薦による研究留学生
・私費留学生
(2)入学資格・修業年限等
◆大学院学生(医学専攻博士課程)
・出願資格は、大学の医学部医学科、歯学部又は修業年限6年の獣医学を履修する課程を卒業した者、又は学校教育における18年の課程を修了した者等。
・本学の入学試験を受験し、合格する必要があります。
・修業年限内(標準4年)に必要な単位を習得し、博士論文を作成して、その審査及び最終試験に合格すると博士の学位が授与されます。
◆大学院学生(看護学専攻博士前期課程)
・出願資格は、大学を卒業した者、又は学校教育における16年の課程を修了した者等。
・本学の入学試験を受験し、合格する必要があります。
・修業年限内(標準2年)に必要な単位を習得し、修士論文を作成して、その審査及び最終試験に合格すると修士の学位が授与されます。
◆研究生
・大学を卒業した者及びこれと同等以上の学力があると認められた者でかつ、研究能力があると認められた者。
指導教員の指導のもとで研究を行います。
・単位の修得はできません。
・研究生の研究期間は、入学を許可された年度内(原則として4月~翌年3月の間)とします。従って、入学時にかかわらず研究期間は、3月末で終了します。
なお、国費外国人留学生は、研究期間が入学当初に決められており、延長はできません。
2.入国管理法等各種手続き(在留資格等について)
(1)入国手続き
①入国審査
パスポート(旅券)や査証(ビザ)を確認のうえ、入国審査官によって、在留資格と在留期間が決められます。
②在留カード
成田空港、羽田空港、中部空港及び関西国際空港においては、旅券に上陸許可の証印をするとともに、上陸許可によって中期在留者(3ヶ月を超える在留者)になった方には在留カードが交付されます。在留カードは重要な書類ですので、つねに携帯してください。
HP:http://www.immi-moj.go.jp/newimmiact_1/port-city.html
(2)在留期間の更新
留学生(在留資格「留学」)として日本に在留を許可される期間は、法務省入国管理局により、3ヶ月・6ヶ月・1年・1年3ヶ月・2年・2年3ヶ月・3年・3年3ヶ月・4年・4年3ヶ月のいずれかに決定されます。
進学・進級などでひきつづき日本に滞在するときは、在留期間更新の手続きが必要です。入国管理局は、在留期限の日の3ヶ月前から更新許可申請を受け付けますので、在留期間の満了する当日までに、下記の必要書類を提出し、必ず手続きを行ってください。
在留期間を1日でも過ぎると不法滞在として扱われます。くれぐれも注意し、速やかに在留期間更新手続きを行ってください。
【必要なもの】
①在留期間更新許可申請書
用紙は入国管理局で入手するか、法務省のホームページからダウンロードして下さい。
HP:http://www.moj.go.jp/ONLINE/IMMIGRATION/16-3.html
②パスポート
③在留カード
④在学証明書(研究生は在籍証明書)
学務課で発行します。
⑤学業成績証明書(研究生は、研究内容が記載された証明書)
学務課で発行します。(研究内容の証明書は研究推進課で発行します。)
⑥日本での生活経費支弁能力を証明する書類
ア)国費外国人留学生は、保証証明書(学務課で発行します。)
イ)私費外国人留学生は、在留中の生活費、学費支弁を証明するもの(送金証
証明書、経費負担の証明書、奨学金受給証明書等)の提出が必要になります。
⑦写真1枚(縦4cm×横3cm 最近3ヶ月以内に撮影)
⑧更新手数料(4,000円)
収入印紙で納入します。収入印紙は入国管理局で購入できます。
(3)在留資格の変更
大学の留学生として研究や学習をするための在留資格は、原則として「留学」です。奨学金の申込等には、在留資格が「留学」であることを求められるため、「留学」以外の資格の留学生は、必ず「留学」に変更してください。
【必要なもの】
①在留資格変更許可申請書
用紙は入国管理局で入手するか、法務省のホームページからダウンロードして下さい。
HP:http://www.moj.go.jp/ONLINE/IMMIGRATION/16-8.html
②パスポート
③在留カード
④在学証明書等
在籍身分等により必要な書類が違うため、国際企画室へ問い合わせてください。
⑤日本での生活経費支弁能力を証明する書類
ア)国費外国人留学生は、保証証明書(学務課にて発行)
イ)私費外国人留学生は、在留中の生活費、学費支弁を証明するもの(送金証
明書、経費負担の証明書、奨学金受給証明書等)の提出が必要になります。
⑥写真1枚(縦4cm×横3cm 最近3ヶ月以内に撮影)
⑦手数料(4,000円)
収入印紙で納入します。収入印紙は入国管理局で購入できます。
※その他、入国管理局の判断により、他の証明書等の提出を求められる場合があります。
(4)変更事項があった場合の手続き
居住地以外の事項で変更があった場合(姓や国籍・地域が変わった場合等)は、旅券、写真および在留カードまたは在留カードとみなされる外国人登録証明書を持参のうえ、入国管理局で手続きをして下さい。原則として、届出・申請がなされた日に、新しい在留カードが交付されます。
HP:http://www.immi-moj.go.jp/newimmiact_1/office.html
①氏名・生年月日・性別・国籍・地域の変更届出
結婚して姓や国籍・地域が変わったときや、氏名、生年月日、性別、国籍・地域を変更したときは、14日以内に入国管理局に届け出てください。
②在留カードの再交付申請
在留カードを紛失した場合には、その事実を知った日(海外で知ったときは再入国の日)から14日以内に再交付を申請してください。
※申請の際には、在留カードを持参する代わりに、警察署で発行される遺失届受理証明書、盗難届受理証明書、消防署で発行されるり災証明書等の証明資料を持参して下さい。
(5)資格外活動(アルバイト)
留学生の日本での活動目的は、学習や研究であり、在留資格は原則として「留学」です。在留資格「留学」では、アルバイトはできません。アルバイトをするには、資格外活動の許可を受ける必要があります。入国管理局にて申請し、審査がとおれば、2~3週間で許可されます。また、在留期間更新許可申請または在留資格変更許可申請と同時に、資格外活動許可申請を行うことが可能です。また、出入国港でも資格外活動の許可申請を行うことができるようになりました。
【必要なもの】
①資格外活動許可申請書
用紙は入国管理局で入手するか、法務省のホームページからダウンロードして下さい。
HP:http://www.moj.go.jp/ONLINE/IMMIGRATION/16-8.html
②パスポート
③在留カード
④アルバイト先が決まっている場合は、当該申請に関わる活動の内容を明らかにする書類
例)雇用契約書のコピー
※注意:
・滋賀医科大学の留学生(在留資格「留学」)が、滋賀医科大学でRAやTAの活動をする場合は、資格外活動の許可を受ける必要はありません。
・アルバイトをするために資格外活動許可を受けたときには、必ず学務課へ届出てください
・アルバイトが許可される時間数は、1週間に28時間まで(大学の夏季休業や冬季休業中は、1日に8時間まで)です。
・休学中にはアルバイトをすることはできません。
・「家族滞在」の配偶者がアルバイトをする場合にも、資格外活動許可を申請し、許可を受ける必要があります。
(6)家族の招聘
留学生が家族(配偶者と子供のみ)を呼び寄せ、日本で一緒に生活する場合、その家族在留資格「家族滞在」を取得することが必要です。日本にいる留学生が、呼び寄せる家族の代理人として入国管理局で申請を行う事ができます。
【必要なもの】
①在留資格認定証明書交付申請書
用紙は入国管理局で入手するか、法務省のホームページからダウンロードして下さい。家族1人につき1枚必要です。
HP:http://www.moj.go.jp/ONLINE/IMMIGRATION/16-1.html
②査証(ビザ)を申し込む家族の写真1枚(縦4cm×横3cm 無背景 最近6ヶ月以内に撮影されたもの)
③392円分の切手を貼った封筒(留学生の住所・氏名を書いたもの)
④留学生と家族の関係を証明する書類
例)結婚証明書原本〔配偶者〕、出生証明書原本など〔子ども〕など
⑤在留カードまたはパスポートの写し(顔写真および証印のページ)
⑥経費支弁能力を証明する書類
例)奨学金受給証明書、在職証明書など
⑦在学証明書(学務課にて発行)
留学生が代理申請をする場合に必要です。
⑧留学生の居所を証明する書面
例)賃貸借契約書の写し等。
一人住まいの場合は、呼び寄せる家族と同居できる住居を探している旨の理由書も必要です。
※その他、入国管理局の判断により、他の証明書等(同居の理由書、預金通帳の写しなど)の提出を求められる場合があります。
※一時的に家族を呼び寄せる場合は(「90日以内」で日本に滞在する場合)については、在留資格「短期滞在」で日本に在留することができます。
(7)一時出国及び再入国許可
これまで日本を一時出国する場合には、「再入国許可」を受けることが必要でしたが、出国後1年以内に日本での活動を継続するために再入国する場合は、原則として再入国許可を受ける必要がなくなります(この制度を「みなし再入国」といいます)。ただし、出国後1年以内に在留期間が満了する場合、再入国期限はその当日までとなりますので注意してください。この制度を利用して一時帰国する場合は、出国の際、再入国記録の該当欄にチェックを入れてください。なお、手数料はかかりません。
HP:http://www.immi-moj.go.jp/newimmiact_1/point_3-4.html
※一時出国の際には、在留カードを出国する空港等の入国審査官に提示することになります。
※一時出国をするときは、必ず指導教員の許可を受け、学務課に「一時出国許可願」を提出して下さい(様式は、学務課にあります)。
3.経費・奨学金・支援制度
(1)授業料等の支払いについて
国費外国人留学生は、入学検定料・入学料・授業料の負担はありません。しかし、それ以外の留学生は、これらの費用を支払わなければなりません。支払方法は次のとおりです。
入学検定料・・・出願時に支払う
入 学 料・・・入学を許可されてから、定められた期日までに会計課出納係に支払う。
授 業 料・・・年2回、4月及び10月に振込依頼書により最寄りの銀行等で支払う。なお、振込依頼書は本学から送付します。
区分 | 入学検定料 | 入学料 | 授業料 |
大学院学生 | 30,000円 | 282,000円 |
年額 535,800円 前後期各 267,900円 |
研究生 | 9,800円 | 84,600円 |
年額 346,800円 月額 28,900円 |
(2)入学料・授業料の免除(私費外国人留学生)
私費外国人留学生で、経済的な理由で授業料の納付が困難であり、かつ成績優秀と認められる者は、全額もしくは半額を免除する制度があります。
また、特別な理由により入学料を免除する制度もありますので、学務課に相談してください。
申請時期、方法等については、学務課より通知があります。必要書類の中には、市役所等で発行するものもありますので、余裕をもって申請の準備を行ってください。
なお、研究生はこの制度の対象にはなりません。
(3)日本政府奨学金(国費外国人留学生)
ゆうちょ銀行にあなた名義の預金口座を開設してください。
毎月初め、学務課で給与支払いに関する国費外国人留学生在籍簿にサインをしてください。日本学生支援機構からあなたの口座に奨学金(月額140,000~150,000円)が振り込まれます。
ただし、月の始めから終わりまで在籍を確認できない場合は、その月の奨学金は支給されません。長期にわたっての帰国など、在籍確認が難しい場合は、必ず事前に学務課に届け出てください。
なお、住所や預金口座を変更した場合も、速やかに学務課に届け出てください。
(4)日本政府奨学金支給期間延長申請書(国費外国人留学生)
大学院への入学等で奨学金の支給延長を希望する場合、奨学金支給期間延長の申請が必要です。申請時期、方法等については、学務課より通知があります。
選考に合格すれば国費外国人留学生としての留学期間が延長され、奨学金が継続支給されます。
しかし、申請者多数のため、延長が認められないこともありますので、不合格になった場合のことを考えておいてください。(帰国の手続きも同時に進めておくことが必要です。)
また、私費留学生となって、日本に留まり研究を続けていけるかどうかも、考えておく必要があります。
(5)帰国旅費(国費外国人留学生)
国費外国人留学生が奨学金の支給期間を満了して帰国する場合、原則として関西国際空港から、帰国先の最寄りの国際空港までのエコノミークラスの航空券が支給されます。申請時期、方法等については、学務課より通知があります。
また、次の場合には、帰国旅費が支給されません。
①「帰国旅費支給申請書」を提出しない場合
②奨学金支給期間の途中において、個人の都合で帰国する場合
③奨学金支給期間満了月の末日までに帰国しない場合
④奨学金支給期間満了後、引き続き滞日する場合
国費外国人留学生で奨学金の支給期間延長を希望する者で、延長が認められなかった場合に帰国するのであれば、前もって帰国旅費の申請をしてください。
なお、渡日・帰国旅費を大学で負担する枠で採用された国費外国人留学生は、この制度の対象とはなりません。帰国のための航空券の手配等については、指導教員とよく相談するようにしてください。
(6)奨学金(私費外国人留学生)
私費外国人留学生に対する奨学金としては、主に次のようなものがあります。詳細について知りたい場合は、学務課にお問い合わせください。
正式な募集の通知があり次第、学務課から所属講座にお知らせしますので、申請を希望する場合は、書類作成等を遺漏のないように進めてください。学内の提出期限を超えた場合は、申請を受け付けません。
また、奨学金制度によっては、大学ごとに推薦可能人数が定められており、その人数を超える応募があった場合には、学内選考を行う場合があります。学内選考を通過しても、奨学生としての採用が確約されるものではありませんので、ご了承ください。
奨学金等名 | 応募資格 | 給付額 | 応募時期 |
(独)日本学生支援機構 学習奨励費 |
①私費外国人留学生で、学業・人物ともに優れ、留学生活上、経済的援助が必要と認められる者 ②大学院に正規生として在籍する者(学部卒業以上の学歴を有し、かつ大学院レベルの研究活動を行うため研究生として在籍する者を含む) *大学院レベルで月額以上の他の奨学金を受けている者については採用しない。 |
月額48,000円
|
4月中旬 |
(公財)滋賀県国際協会
外国籍学生びわこ奨学金 |
①在留資格が「留学」であること ②国費留学生でないこと ③滋賀県内の大学院修士課程・博士課程、研究生、大学の学部に概ね1年以上在籍しようとする者 ④他の奨学金又はこれに類する金銭的給付(月額2万円以下の給付を除く)を受けていない者 ⑤留学生活上経済的援助が必要と認められ、かつ、学業優秀であること ⑥滋賀県内に在住する者 |
月額20,000円 | 5月ごろ |
(公財)平和中島財団 平和中島財団奨学金 |
①応募時から日本の大学に在籍し、当該年度に正規課程に「留学」の在留資格で在籍する者 ②学業・人物ともに優秀で、かつ、心身ともに健康である者 ③他の奨学金又はこれに類する金銭的給付(月額3万円以下は除く)を受けていない者 |
月額100,000円 | 9月初旬 |
(公財)ロータリー米山記念奨学会 ロータリー米山記念奨学金 |
①日本以外の国籍を有し、勉学又は研究のため在留資格「留学」で来日している者 ②日本の大学の医学系博士課程3年目・4年目に在籍する者、修士課程に在籍する者 ③優秀な学力を持ち、心身ともに健全な者 ④博士の学位を取得していない者 ⑤45歳未満であること ⑥他の奨学金を受けていないこと ⑦かつて米山奨学金を受けた者は応募資格がない |
月額140,000円 | 8月下旬 |
(公財)大塚敏美育英奨学財団 奨学金制度 |
①受給年度の4月1日時点で満38歳以下であること(在留資格が「留学」のものに限る) ②日本国内の大学又は大学院の正規課程に在籍する、人の健康に関連する分野(医学、薬学、生物学、栄養学、体育学等)及び経営学の研究をしている者 ③向学心に富み、学業優秀、品行方正である者 ④独自性のある研究、革新的な研究に携わっている者 ⑤国際的視野を持ち、日本と母国の架け橋としてリーダーシップを発揮できる者 ⑥学資の支弁が困難と認められる者 ⑦上記①~⑥の資格及びその他当財団の定める条件を満たす者 |
年額1,000,000 ~ 2,000,000円 (※他の奨学金との併給の場合は、500,000円) |
3月下旬 |
(公財)SGH財団
私費外国人留学生奨学生 |
東南アジア諸国(ASEAN加盟国)の国籍を有する私費外国人留学生で、受給年度の4月1日時点で下記の要件をそなえる者。 ①学部の5年次に進学する者 ②大学院修士課程1年次に入学する者 ③大学院博士課程3年次に進学する者 ④学業・人物ともに優秀でかつ健康であり、経済的援助を必要とする者 ⑤原則、年齢が学部学生は27歳未満、大学 院生は35歳未満であること ⑥他の奨学金を受けていない者 ⑦国際理解と親善に関心を持ち当財団の交 流活動に積極的に参加する意志のある者 ⑧奨学生終了後も同窓生として交流活動に 積極的に協力できる者 |
月額180,000円 | 3月下旬 |
(公財)滋賀医学国際協力会 外国人留学生修学助成
|
当該年度に滋賀県内の教育・研究機関又は医療機関に在籍する医学を学ぶ外国人留学生(大学院生)又は外国人研究生で、経済的な理由によって修学が困難であり、学業成績が優秀であると指導教官等から推薦のあった者。 |
年額500,000円 (上限) |
4・5月 |
4.健康
(1)保健管理センター
保健管理センターでは、けがや病気の際の応急処置の他、健康診断、集団検診、健康相談、カウンセリング及び保健指導を行っています。自分の健康について心配があるときは気軽に利用してください。場所は、管理棟1階にあります。
①保健管理センターの利用
月~金曜日 午前9時~午後5時 TEL:2087
②健康診断
毎年春と秋に、病気の早期発見と健康管理のため健康診断(無料)を実施していますので、必ず受診してください。
入学時期によって受診時期が異なりますので、注意して下さい。
また、特殊健康診断(有機溶剤・特定化学物質)の健康診断も実施しています。
日程・受診対象等詳細についてはメール等で周知しますので、必ず受診してください。
③健康相談
学校医(診療科別の専門医)が健康相談に応じています。相談を希望する者は、保健管理センターに申し出てください。
④応急処置等
軽度のけがや病気についての応急処置は、保健管理センターで対応しています。
保健管理センターで対応できない症状については、本学附属病院等の適切な医療機関で受診してください。
(2)学生教育研究災害傷害保険
この保険は、学生が大学における教育研究活動中に生じた事故等によって傷害を負った場合の災害補助制度です。傷害の程度によって保険金が支払われます。加入時期は4月及び10月で、加入時に保険料が必要です。なお加入手続きは学務課で行いますので、希望者は申し出てください。
保険期間 | 1年間 | 2年間 | 3年間 | 4年間 |
保険料 | 1,020円 | 1,790円 | 2,650円 | 3,370円 |
(3)国民健康保険「国保」
留学生および在留期間が3ヶ月を超える外国人は、全員「国保」に加入することになっています。住民登録を行った市区役所で加入手続きを行ってください。病気やけがで病院に行ったときには、まず費用の70%国民健康保険制度が負担します。留学生が支払う金額は、すでにこの割引が行われたあとの30%分の金額です。病院に行くときは、忘れないように「国民健康保険証」を持って行ってください。
保険料およびその納付時期は、毎年郵便により通知されます。保険料を滞納すると延滞金が掛かりますので、必ず定められた納付期間内に納めてください。
また、次の場合は、必ず自分で市区役所の窓口に届け出てください。
・住所、氏名が変わった場合 ⇒ 変更があってから14日以内
・休学、卒業/修了などで日本を出国する場合 ⇒ 日本を出国する前
※もしも市区役所への届出を怠った場合、新しい保険証の交付を受けられなかったり、日本を離れていた期間の保険料を納めなければならなくなりますので、注意して下さい。
近隣の市役所
草津市役所 草津市草津3-13-30 TEL:077-(563)-1234(代表)
大津市役所瀬田支所 大津市大江3-2-1 TEL:077-(545)-2480
大津市役所 大津市御陵3-1 TEL:077-(523)-1234(代表)
5.住居
(1)国際交流会館
本学には外国人留学生・外国人研究者を対象とした国際交流会館が設置されています。入居期間は、1月以上1年以内(特別の事情があると認められる場合は、入居期間の延長を許可することがあります。)となっています。
入居等に関しては、研究協力課もしくは国際交流支援室に問い合わせてください。なお、状況によっては希望しても入居できないことがあります。
室名 | 面積 | 部屋数 | 部屋代(月額) | 備考 |
本館 単身室 | 16㎡ | 16 | 5,900円 | その他生活のための諸経費(光熱水料等)が必要になります。 |
本館 夫婦室 | 40㎡ | 5 | 9,500円 | |
本館 家族室 | 60㎡ | 3 | 14,200円 | |
分館 単身室 | 60㎡ | 10 | 4,000円 |
(2)民間アパート等
民間アパート等は、家具や調度品等を備えていません。居住を希望する場合は、前もって部屋を確認することが大切です。また、入居にあたっては、部屋代の他に権利金(礼金)、敷金などの一時金を支払うことが慣例となっています。
(3)留学生住宅総合補償
この制度は、海外旅行保険と保証人補償基金を組み合わせたもので、留学生が借用戸室の失火等で、家主等に対して損害賠償をしなければならない場合や、家賃の滞納により、連帯保証人が肩代わりする場合等に、連帯保証人に対し補償金が支払われる等、入居者と保証人にかかる負担が軽減されるものです。
留学生の皆さんが、この補償制度に加入することにより、保証人の精神的・経済的負担を軽くし、民間アパートを借りる際の保証人を引き受けやすくすることができます。
制度の詳細、料金等は、学務課へお問い合わせください。
(4)住所の移転について
住所を移転する場合は、学務課へ届け出るほか、下記の機関にて住所変更の手続きを行ってください。
アパート等の場合は、移転前にガス・水道・電気会社等へも連絡し、それぞれの料金を精算してください。
①移転先の住所にある市役所(転入届及び国民健康保険の窓口)
…移転から14日以内
②口座を開設した銀行
③最寄りの郵便局…前の住所宛の郵便物を移転先の住所へ転送してもらえます。
6.生活
(1)緊急時の連絡先
通報の際には、自分の名前や住所を伝えましょう。
警察への急報・・・・・・TEL:110(局番なし)
火事、救助、救急車・・・TEL:119(局番なし)
(2)病院(緊急の場合)
夜間等で急に体の具合が悪くなった場合は、本学附属病院へ連絡してください。電話をするときは、本学の留学生であることを告げるとともに、国民健康保険証を持参してください。
連絡先:滋賀医科大学医学部附属病院救急部受付 TEL:077-(548)-2770
(3)電話
①公衆電話
市内通話は均一料金ですが、市外通話は、相手方への距離に応じて異なります。公衆電話は、硬貨とテレホンカードが利用できます。テレホンカードは硬貨の代わりになるものです。テレホンカードは、附属病院の自動販売機等で購入することができます。
②国際電話
国際ダイヤル通話
国際電話会社接続番号+国際電話識別番号+相手の国番号+相手の電話番号
(001、0061等)+(010)+(アメリカなら1)+@@@@@@
国際電話のオペレータへ申し込み(KDDIの場合)
0051(局番なし)
国際電話番号案内
0057(局番なし)
(4)電報
①国内電報
電報は、NTTで申し込みます。
115(局番なし)
料金は、電報文の字数によって計算されます。
②国際電報
国際電報は、KDDIへ問い合わせてください。
HP:http://www.dempoppo.com/
(5)銀行
奨学金等、留学生個人の銀行口座に振り込まれるものがありますので、必要に応じて銀行口座を開設してください。
手続きには、身分証明書(在留カード、学生証、パスポート)が必要です。銀行では、預金や送金のほか、電気、ガス、水道や国民健康保険等の公共料金の支払いや自動引き落とし等も取り扱っています。また、銀行によっては外国通貨を日本円に交換することもできます。交換できる外国通貨は、銀行によって異なります。最寄りの外国為替取扱銀行は、下記のとおりです。
①滋賀銀行瀬田駅前支店
大津市大萱1-12-9 TEL:077-(545)-8971
営業時間 9:00~15:00(月~金)
②関西みらい銀行瀬田駅前支店
大津市大萱1-14-9 TEL: 077-(543)-1496
営業時間 9:00~15:00(月~金)
(6)郵便局
郵便、書留、小包等は、下記の郵便局で取り扱っています。
①滋賀医科大学医学部附属病院1階 簡易郵便局
営業時間 9:30~15:30(月~金) TEL:077-(548)-2786
②瀬田郵便局郵便課 大津市一里山3-34-14
営業時間 9:00~17:00(月~金) TEL:077-(545)-8266
(7)福利厚生施設等
福利厚生施設として、福利棟及び附属病院内に食堂や売店があります。営業時間等は次のとおりです。
年末年始等臨時に休業することがありますが、事前に通知します。
7.学生生活
(1)指導教員
研究指導、その他生活上の指導や助言を行うために指導教員がいます。何事も遠慮なく相談してください。
(2)チューター制度
本学の大学院学生や教員の協力により、留学生の学習・研究効果の向上、生活指導を図ることを目的としたチューター制度があります。
この制度の対象となる留学生は、渡日後1年以内の大学院学生及び研究生で国費・私費を問いませんが、指導教員がチューターによる個別指導を必要としていると認めた場合に限ります。また、チューターは原則として大学院生が選出されます。
(3)留学生特別指導(専門教科課外補講等)
本学教員の協力により、留学生の学習・研究効果の向上を図ることを目的とした留学生特別指導(専門教科課外補講等)制度があります。
この制度は、全ての国費・私費留学生が対象となりますが、指導教員がチューターによる個別指導を必要としていると認めた場合に限ります。
指導の実施は、担当教員の勤務時間外に限られます(例えば、土日祝日、平日の17:15以降)。
(4)外国人留学生実地見学旅行
外国人留学生に対して、教育活動の援助の一環として見学旅費が支給されます。旅行計画書及び旅費支給申請書を指導教員の了承を得て学務課へ提出してください。
なお、旅行終了後は報告書を提出する必要があります。
(5)図書館の利用
附属図書館は、医学・看護学の教育・研究及び診療活動に必要な知識と最新の情報を提供することを目的として、文献・情報の収集と利用サービスを行っています。
学生や医療従事者の医学知識取得に欠くことのできない専門書を主体に約16万冊の蔵書を持つと共に、最新の学術情報を掲載した学術雑誌約10,000誌を電子形態、印刷形態で提供しています。また、学内に所蔵していない資料を学外機関から取り寄せるILL(Interlibrary Loan)サービスも行っています。
世界中で日々生産される数多い医学系の論文などを効率的に探すのに役立つ文献情報データベースも主要なものを揃え、充実した学術情報環境を提供しています。また、セミナーや講習会の開催、カウンターでの利用相談、マニュアルの提供等を行うほか、アクティブラーニング室や語学学習室といった施設を整備し、利用者の学習・研究をサポートしています。
図書館のウェブサイトでは、図書館で利用できるサービスとその利用方法、図書館で利用できる資料の検索、最新ニュースなど様々な情報を掲載しており、インターネットを通して参照できるようになっています。また、電子ジャーナルや文献情報データベースなどの利用の入り口としての機能も果たしています。
日本語版:http://www.shiga-med.ac.jp/library/index.html
英語版 :http://www.shiga-med.ac.jp/library/index_e
①開館時間
月-金曜日 9:00~20:00
土曜日 13:00~17:00
※上記以外の時間は、無人開館による特別利用ができます。
※臨時に変更する場合は、事前にお知らせします。
②休館日
日曜日、休祝日、年末年始(12月28日~1月4日)
※臨時に休館する場合は、事前にお知らせします。
③利用
・館内では資料を自由に利用でき、館内設置の複写機でコピーすることも可能です。なお、入館に際しては学生証(身分証明書)が必要です。
・資料を借りる場合は、カウンター前に設置されている「自動貸出返却装置」をご利用いただくか、学生証を添えてカウンターへお持ちください。ただし、「禁帯出」の参考図書等は貸出できません。
・貸出可能冊数及び期間
図書・製本雑誌 5冊、1週間
未製本雑誌・視聴覚資料 10冊、3日間
(6)日本語の学習
本学における講義等は日本語で行われます。そのため留学生は、日本語を短期間で習得するよう心がけてください。
本学では非常勤職員による日本語の講習等を実施していますので、希望者は申し出てください。また、大津市及び草津市内の団体等による日本語指導グループがあります。希望される方は直接問い合わせてください。
①大津市国際親善協会
HP:http://www.otsu-int1.or.jp/jap.html
指導日 毎週金曜日 場所 大津市瀬田市民センター
②日本語サークル”オリーブ”
HP:http://www.ne.jp/asahi/olive/kusatsu/nyukai.html
指導日 毎週土曜日 場所 草津市まちづくりセンター
③外国人留学生等向け 日本語教室(滋賀医科大学内)
指導日 (初級)週1回 (中級)月1回
※場所、指導日の詳細については、国際交流支援室へお問い合わせください。
(7)各種証明書の発行
在学中に諸手続き等のために必要となる各証明書は、学務課において発行します。証明書交付願に必要事項を記入し、申請してください。
①学生証・身分証明書
大学院学生には学生証を、研究生には身分証明書を入学時に交付します。
学生証・身分証明書は常時携帯してください。図書館や研究施設等を利用する際に必要となります。
②在学証明書(研究生は在籍証明書)
在学身分・期間等を証明するもの。在留期間の更新手続き等に必要となります。
③成績証明書(大学院学生)
成績を証明するもの。
④通学証明書(大学院学生)
公共の交通機関を利用して通学する場合に定期券の割引が受けられます。駅等の窓口において定期券を購入する際にこの証明書を提出します。
⑤学校学生生徒旅客運賃割引証(大学院学生)
JRに片道100kmを越えて乗車する場合に旅客運賃が割引になります。
駅等の窓口において切符を購入する際にこの証明書を提示します。
⑥保証証明書(国費外国人留学生)
国費外国人留学生であることを証明するもの。在留期間の更新手続き等に必要となります。
(8)アフターケア
帰国留学生に対して、日本学生支援機構が次の事業を行っています。申請等は、本学を通じて行いますので、学務課へ問い合わせてください。
①専門資料の送付
アジア、中南米、中近東、アフリカ等の地域の国籍を有する留学生で、帰国後、行政職、教育職若しくは研究職に就いている者(予定者を含む。)に対し、それぞれの専門領域の研究を進め、日本留学の成果を一層高めることを目的として、日本の学会・研究機関が発行する機関誌、研究紀要、論文誌等を帰国後2年間無料で送付します。
②帰国外国人留学生短期研究制度
アジア、中南米、中近東、アフリカ等の地域の国籍を有する留学生で、帰国後5年以上を経過し、自国で教育、学術研究又は行政の分野で活躍している者に対し、日本の大学において短期研究を行う機会を提供します。
8.諸行事
本学では、留学生のための意見を聞いたり、教職員や留学生相互の交流を深めるために、毎年留学生懇談会・交流会を開催しています。また、自治体や留学生支援団体等の協力により県内の各地域で交流事業が行われていますので、積極的に参加し親睦を図ってください。
事業名 | 主催等団体 | 開催月 |
大学主催による留学生との交流会「国際交流の夕べ」 | 滋賀医科大学 | 1月 |
留学生の研修バス旅行 | 滋賀医科大学 | 秋頃 |
県内留学生との懇談会 | 滋賀県留学生交流推進会議 | 12月 |
外国人のための日本文化体験 | (公財)大津市国際親善協会 | 概ね毎月 |
びわ湖大津夏まつり江州音頭総おどり | びわ湖大津夏まつり実行委員会 滋賀県留学生交流推進会議として参加 | 8月 |
KIFA「新春のつどい」 | 草津市国際交流協会 | 1月 |
国際交流フェスタ | (公財)大津市国際親善協会 | 11月 |
9.大阪入国管理局大津出張所
所 在 地 滋賀県大津市京町3丁目1−1 大津びわ湖合同庁舎 6階
TEL: 077-(511-4231
業務内容 在留資格の取得及び変更
在留期間の更新
資格外活動及び永住、再入国許可
窓口時間 9:00~12:00、13:00~16:00(土日祝日を除く)
交通機関 JR東海道本線 大津駅下車 徒歩1分
10.帰国留学生名簿の作成
本学では、これからの留学生施策の参考とするために、帰国留学生名簿を作成しています。帰国する留学生は、帰国後の勤務先(住所・電話番号)及び住所を学務課へ届け出てください。また、勤務先や住所を変更された場合もその旨お知らせください。