先進医療とは、一般の保険診療の水準を超えた最新でより高度な医療技術を、厚生労働省より承認された保険医療機関に限って行われる医療行為です。
平成25年3月、内視鏡手術支援ロボット「ダ・ヴィンチSi」を滋賀県内で初めて導入しました。ダ・ヴィンチを使った手術では、医師が3D画像を見ながらロボットを遠隔操作することにより、安全で正確な手術を行うことができます。
当院では令和元年12月より、保険診療によるがん遺伝子パネル検査を開始しました。がん遺伝子パネル検査は、患者さんのがん細胞が持っている遺伝子の変化(がんの特徴)を調べる検査です。もしも、遺伝子の変化が見つかれば、それに応じて、患者さんに適した治療薬の情報が得られる可能性があります。
大腸がんのなかに、遺伝性に発症するリンチ症候群(HNPCC、遺伝性非ポリポーシス大腸がん)と呼ばれるものがあります。リンチ症候群は大腸がんだけでなく、その他のがんを発症するリスクが高いことが知られています。
当院では、検査の内容、結果をよく理解し、将来に役立てていただくための遺伝カウンセリングとともに、家族性腫瘍関連遺伝子検査を導入しました。
乳がん・卵巣がんには遺伝性のものがあります。当院では、検査の内容や検査結果をよく理解し将来に役立てていただくための遺伝カウンセリングとともに、家族性腫瘍関連遺伝子検査を導入しました。
滋賀がん・生殖医療ネットワークを開設し、滋賀県を中心にがん・生殖医療に関する情報を提供し、がん患者さん、がん診療従事者、妊孕性温存施設の生殖医療者を啓発し、がん患者さんの効率的な妊孕性維持を図っています。