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診療科一覧

皮膚科

スタッフ紹介

外来診察医予定表

診療・業務内容

診療方針

 当科は、地域の基幹病院となりうる総合病院の一部門としての性格を意識した運営を行っています。すなわち、医学的な観点から「皮膚科学」の分野を網羅的にカバーできることを第一の目標としています。これにより、地域のさまざまな病院、診療所などからの、診断依頼や治療依頼に応えることができると考えています。「標準治療の提供」が第一の運営目標です。「標準治療」とは最も治る率の高い治療法のことです。

 このような運営を行う中で、現在勤務しているスタッフの、疾病に対する関心度の濃淡に応じて、それぞれがサブスペシャリティーを持つように考えています。サブスペシャリティーは、専門外来として掲げるようにしており、専門外来担当医は、一歩踏み込んだ診断と治療ができることを目的としています。

 病院の持つ「地域の分業体制」から考えて、紹介状をお持ちの患者さんの診察が優先されます。紹介状を持って受診される方は、診療所や病院では検査や治療が難しい方、つまり入院の適応になる方が多く含まれていることを知っているからです。地域の病院機能の持つ役割分担から考えて、逆紹介を積極的に行っています。

外来について

 外来は月曜日から金曜日まで毎日3ないし4診を開設しています。予約制ですので予約のある患者さんを優先して診ます。新来患者さんは、原則紹介状をお持ちの方のみを診察します。新来患者さんの診断・治療方針が決まり次第、各曜日の担当医が診療を継続します。
各患者さんの臨床経過を的確に把握できるように、外来主治医制をとっています。若い医師に対しては、経験の深い専門医が補佐できる体制をとっています。

 診察室は独立性を高めてあり、プライバシーの保護に配慮しています。さらに診察室内にカーテンルームを設け、患者さんのプライバシー保護に配慮しています。診断や治療方針の決定は、診断・治療に検討が必要な症例では臨床像を外来にて記録し、併せて病理組織検査を行い、医局員全員が参加する症例検討会において、より深い検討を行います。待ち時間はどうしても長くなりますが、その分、丁重に診ているとご理解いただくと幸甚です。

診療内容・専門分野

  • 湿疹群、アトピー性皮膚炎、じんましん
  • 角化症と炎症性角化症
  • 水疱症、膿疱症
  • 腫瘍性疾患(腫瘍、母斑を含みます)、皮膚外科を必要とする疾患群、ならびに皮膚悪性リンパ腫
  • いわゆる膠原病(関節リウマチを除く膠原病と膠原病類縁疾患)
  • 医療美容皮膚科、レーザー治療など

腹部CTを用いた内臓脂肪面積測定

湿疹、接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎、じんましん

 パッチテスト(貼付試験)・光パッチテスト(光貼付試験)やプリックテスト(単穿刺試験)などをおこない、「カブレの原因」や、「外因性のじんましん」の原因物質をさがす検査をしています。重症の湿疹やアトピー性皮膚炎では約2週間の入院加療を行うこともあります。生物学的製剤およびJAK阻害薬によるアトピー性皮膚炎の治療も行っています。

光線療法と乾癬(かんせん)

 光線療法は皮膚科に独特の治療法です。尋常性乾癬などに用います。生物学的製剤は、施設認可と個人認可の両方が揃っている施設でのみ認められていますが、当科は、その両者の認可を取得しており、生物学的製剤による治療が可能です。

生物学的製剤とは?

 最新のバイオテクノロジー技術を駆使して開発された新しい薬で、生物が産生した蛋白質を利用して作られています。

成長ホルモン治療とは?

水疱症

 水疱症の治療法は多くの種類があります。当科は、多彩な治療法のほとんど全てに経験があります。ステロイド、血漿交換、免疫グロブリン大量療法、免疫抑制剤などの全てを行っています。

皮膚外科・腫瘍

 ホクロやイボはまれに悪性のことがあります。急に大きくなったり、色が濃くなったり、形がいびつになってきたときは要注意です。一般診察を受診していただき、ダーモスコピー検査(ダーモスコープと呼ばれる特殊な拡大鏡により詳細に観察する検査)と皮膚生検(病理組織診断)を受けてください。
手術は全例予約の上、日帰り手術にて各種皮膚腫瘍の切除術を行っています。大きいもの、植皮の必要な手術または発生部位によっては入院の上、施行しています。

膠原病

 膠原病、自己炎症性疾患、関節リウマチを除く膠原病、膠原病類縁疾患、血管炎を、他科と協力しながら基本的には当科で治療しています。

美容皮膚科

 保険適応のある治療法を中心にして、青いアザ、赤いアザ、黒いアザの治療をしています。

最近の話題

 皮膚科学の最近の変化は「標準化」がキーワードではないでしょうか。皮膚科学は、日本皮膚科学会の主導により、急速にガイドラインが充実しつつある分野です。「標準治療」とはある病気を治すにあたって、「こうすれば一番治る率が高いよ」と言う治療法です。標準治療を提供するにはある程度の高い技術力が必要であることがあります。 当科は、炎症性疾患(湿疹、アトピー性皮膚炎、水疱症等)でも、腫瘍性疾患(悪性の皮膚腫瘍、一般的には皮膚癌とよばれることが多いです)でも、標準治療を提供できるように技術を維持または向上に努めています。

 もう一つのキーワードは「資格の明確化」です。皮膚科学会が認定する皮膚科専門医や、皮膚科専門医がさらに取得の目標とする専門医(や教育医や指導医)など、客観的な基準で得られる資格をきちんと持つ方向になりつつあります。当科は、各種の専門医認定研修施設に指定されており、それは、すでにその分野の専門医が揃っていることを意味します。

先進医療や治療の研究

 当科がおこなってきた先進医療は、すべて有効性があると判断され、現在では医療へ組み込まれています(隆起性線維肉腫の遺伝子診断など)。2013年度は先進医療として、免疫抑制状態にある患者さんのヘルペス感染症の遺伝子診断をおこなっておりましたが2016年4月より保険対応となりました。2018年にも「多血小板血漿を用いた難治性皮膚潰瘍」という先進医療を行い、2020年より保険対応となっています。
治療の研究に関しては、私たちは新しい治療の開発に積極的に参加したいと考えています。患者さんに協力をお願いする事があります。現在は、掌蹠膿疱症、アトピー性皮膚炎、エリテマトーデスに関する治験を行っております。

腹部CTを用いた内臓脂肪面積測定

診療実績

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臨床研究

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